花卉・花木類・山菜類・工芸作物・薬木を栽培する多様な傾斜地農業
・剣山系の傾斜地農業の形態は複雑かつ多様性に満ちている。日本を代表する花卉・花木(枝)類の大産地で、日本一のオモト・ヒオウギを筆頭に、西日本有数の黄金ヒバ、花柴などの産地である。山菜類では、日本一のゼンマイ、日本二位の生産量を誇るタラ、ウドなども傾斜地の特性を生かし栽培されている。また、三椏・楮などの工芸作物を栽培する傾斜地農業が卓越している。近年は、杜仲茶やアララギなどの薬木も栽培されている。
[作成] 林 博章

※傾斜地におけるオモトの栽培(穴吹町渕名)

※花卉・花木類の栽培(神山町阿野字松尾)

※傾斜地とカヤを施用した花柴の栽培(神山町神領字小野)

※傾斜地を利用した黄金ヒバの栽培(つるぎ町一宇字広沢)

※急傾斜地を利用したゼンマイ栽培(山城町上名字津屋)

※大規模な傾斜地を利用したタラ栽培(東みよし町泉野)

※大規模な傾斜地を利用したタラと茶の混合栽培(美馬市穴吹町西谷)

※急傾斜地を巧みに利用して三椏栽培(山城町上名字平)

※カヤを施用してウド栽培(つるぎ町一宇字赤松)

※花木となる桃の栽培(つるぎ町一宇字赤松)

※杜仲茶(薬木)の栽培(つるぎ町貞光字平石)

※サルナシとボケなど花木の栽培(つるぎ町一宇字赤松)