徳島剣山世界農業遺産支援協議会通信-No.19

「世界農業遺産フォーラム」がつるぎ町で盛大に開催 [平成27年 4月 4日(土)]

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・3月6日(金)に、美馬郡つるぎ町のつるぎ町農業改善センターで、剣山系を世界農業遺産にする記念フォーラムが開催され、にし阿波観光圏の行政等関係者、地元農家、県関係者など、約100名以上の参加者を集めた。主催は、徳島大学・徳島剣山世界農業遺産推進協議会。会の最初に推進協議会会長であるつるぎ町長の兼西茂氏があいさつし、全力を傾けて剣山系の世界農業遺産化を目指すことを明言した。
・次に、趣旨説明を徳島大学総合科学部准教授の内藤直樹氏が行った。そして第一部として、日本や世界中の世界農業遺産を視察、認定に向けたアドバイスを行っている国連大学サステイナビリティ高等研究所シニア・プログラム・コーディネーターである永田明氏が、「世界農業遺産とは、日本における世界農業遺産の取り組みについて」と題し、世界農業遺産の内容説明や剣山系の世界農業遺産の認定に向けたポイントについて解説した。次に、内藤直樹氏が「急傾斜地農耕システムの特徴と可能性」と題し、剣山系の伝統農業を説明。急傾斜地で培った農耕システムは徳島の宝であり、人類全体の遺産になりうると語った。次に関西学院大学人間福祉学部の山泰幸教授が「文化遺産を活用した観光まちづくり」と題し、農業遺産を守る活動は、担い手の維持が大事なことなど、取り組みの意義を語った。
・第二部は、パネルトーク「世界農業遺産候補地としての可能性」と題し、コーディネーターに内藤直樹、パネリストに永田明氏、山泰幸氏、それに一般社団法人そらの郷次長・出尾宏二氏、推進協議会事務局長でつるぎ町役場商工観光課課長の篠原尚志氏も参加、熱い議論が展開された。その中で、出尾宏二氏は、世界中から観光客が訪れるにし阿波観光圏の取り組みを紹介した。支援協議会では、出尾宏二氏との協議で各地域での学習会・説明会も開催、すでに農業遺産候補地のツアーが実施されている。また、篠原尚志氏は、住民の参画を呼び掛けた。このフォーラムの開催で、世界農業遺産化に向けた動きが真に始まったといえるだろう。


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