世界農業遺産の徳島剣山系支援協議会通信-No.2

≪鳴門市で剣山系の世界農業遺産の概要と意義を啓発する講演会の開催≫

[平成26年8月21日(木)]

鳴門市で剣山系の世界農業遺産の概要と意義を啓発する講演会の開催

・8月17日(日)18:00より、阿波再興塾の主催で、「阿波剣山系の伝統農業を世界農業遺産に」と題した講演会が鳴門市の井上建設ホールで開催され、遠く、栃木・香川・滋賀からも参加者も含め、約80名が参集した。会の初めに、鳴門市選出の県議や鳴門市長があいさつした。次に、徳島県全域の希少植物の調査・研究等を行っている谷川光秋氏(NPO法人 剣山クラブ会員)が、剣山系の全国的に貴重な植物を、スライドを交え分かり易く解説し、剣山系の生態系の豊かさと希少植物の保護の必要性を訴えた。剣山系の伝統農業を守っていくことは、貴重な剣山系の植生を守ることにつながる。次に、徳島剣山世界農業遺産支援協議会副会長の林博章(鳴門渦潮高校教諭)が、農水省に提出する申請原案(林氏作成)に基づき、剣山系の伝統的な傾斜地農業の概要、世界に訴えるべき視点、世界農業遺産をめざす意義をスライド330枚、約110分にわたり説明し、来場者の賛同を得た。最期に支援協議会会長の永井英彰氏が徳島県全体での支援必要性を訴え、主催スタッフが用意した、「剣山系の伝統農業の世界農業遺産をめざして」の横断幕を前に会長の号令で掛け声をかけ盛況な会を終えた。講演会後の懇親会でも約30名が集まり、世界農業遺産化に向け夢を語り合った。

[作成] 林 博章

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