焼畑農業を継承する伝統的な農作物と伝統野菜
・剣山系では、焼畑農耕文化を継承する農作物が現在でも自家採種により栽培されている。これらの種を守ることは、生物多様性の保全にもつながる。特にシコクビエ(ヤツマタ)は、剣山系に残存するアフリカ原産の希少種である。それに加え、剣山系の風土・環境に適合した伝統野菜の類も栽培されている。それが祖谷イモ(ゴウシュイモ)、フト(太)キュウリ、ユウゴなど。これら焼畑農耕を継承する雑穀類や在来品種は、過去と現在を結びつける文化資源であり、将来にも結び付く貴重な遺伝資源として位置付けられよう。
《焼畑農耕文化を継承する穀物類[自家採種]》
(1)シコクビエ(祖谷ではヤツマタと呼ぶ)-アフリカ原産。ほぼ剣山系だけに残存する。
(2)ヒエ、(3)アワ、(4)コキビ(赤、黒)、(5)トウキビ、(6)モチキビ、(7)サトイモ、(8)アズキ、(9)ダイズ、
(10)コンニャク、(11)ソバ、(12)タカキビ
《伝統野菜》
(1)祖谷イモ(ゴウシュイモ)、(2)フト(太)キュウリ、(3)ツルクビカボチャ、(4)ユウゴなど
《焼畑農耕文化を継承する穀物類[自家採種]》
(1)シコクビエ(祖谷ではヤツマタと呼ぶ)-アフリカ原産。ほぼ剣山系だけに残存する。
(2)ヒエ、(3)アワ、(4)コキビ(赤、黒)、(5)トウキビ、(6)モチキビ、(7)サトイモ、(8)アズキ、(9)ダイズ、
(10)コンニャク、(11)ソバ、(12)タカキビ
《伝統野菜》
(1)祖谷イモ(ゴウシュイモ)、(2)フト(太)キュウリ、(3)ツルクビカボチャ、(4)ユウゴなど
[作成] 林 博章

※ヤツマタ(シコクビエ)、アフリカ原産

※ヒエの栽培

※アワの軒干し

※軒干しされたコキビ

※真っ赤なアズキ豆

※モチキビ、ワセキビ、イヨキビ

※収穫されたダイズ

※ソバとアズキのハデ干し風景(美馬市穴吹町西谷)

※コンニャクの栽培(カヤを施用する)

※一面に広がるソバ畑(美馬市穴吹町渕名)

※サトイモの栽培(つるぎ町一宇字久藪)

※祖谷いも(ゴウシュイモ)-剣山系の風土に適合し誕生した

※傾斜畑で栽培される祖谷イモ(東祖谷字久保)

※伝統野菜となる太キュウリ(つるぎ町一宇)

※ゆうご(つるぎ町一宇字広沢)