阿波世界農業遺産

伝統農業編-写真展5

貞光字宮内の菌根菌と赤土

貞光字宮内の菌根菌と赤土 ・つるぎ町貞光の宮内で撮影した樹木の根っ子の部分。根の先にコブのように付いているのは菌根菌の塊である。菌根菌が繁殖すると根からリン酸などをよく吸収できるようになる。菌根菌の存在は、農業を豊かにする鍵であり、このような根っこは、阿波の三波川帯・御荷鉾帯の「ソラの世界」全域で見ることができる。ソラ世界の農業が豊かな秘密の一つは菌根菌にあった。

穴吹町猿飼の鉢箱

穴吹町猿飼の鉢箱 ・忌部族が根拠地とした旧美馬郡、特につるぎ町や穴吹町は、照葉樹林が多いために日本ミツバチの宝庫であった。このような蜂箱は、至る所で見ることができる。ミツバチがいなければ果樹も作物も受粉ができず実を成らすことができない。ミツバチは暖かい岩窟などに多く集まるという。ミツバチが多いことも、「ソラ世界」が豊かであったことの証明となる。

穴吹町渕名の蜂箱

穴吹町渕名の蜂箱 ・忌部族が根拠地とした旧美馬郡、特につるぎ町や穴吹町は、照葉樹林が多いために日本ミツバチの宝庫であった。ミツバチがいなければ果樹も作物も受粉ができず実を成らすことができない。ミツバチは暖かい岩窟などに多く集まるという。そのミツバチが多いことも、「ソラ世界」が豊かであったことの証明となる。これは、美馬市商工会が主催して開かれた阿波の農業遺産ツアーの風景。講師・ツアーガイドは、筆者と野田靖之氏が担当した。私たちは阿波の山の豊かさとその潜在的な可能性に気づかねばならない。


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