世界農業遺産の徳島剣山系支援協議会通信-No.25

[平成27年 8月20日(木)]


山口県長門市の❛アグリアート・フェスティバル2015❜に参加報告


会長 永井 英彰


山口県長門市アグリアート・フェスティバル2015に参加報告1

・6月26日、山口県長門市「ラポールゆや」で「アグリアート・フェスティバル2015」が開かれた。主催者の一員であるジャポニスム振興会から招待を受け、徳島剣山世界農業遺産支援協議会から野田靖之先生、岡部晃司さんと永井英彰の3名が参加した。
・まず、「日本一美しい油谷の棚田創生と若者による農業の未来」についてトークショーが開かれた。首相夫人・安倍昭恵さん、長門市長・大西倉雄さん、おんなたちの古民家代表・松浦奈津子さんが出演で、山口県立大学国際文化学部長・水谷由美子教授が司会をされた。2013年に農作業着のファッションショーを開いたのが最初で、昨年からジャポニスム振興会も参加している。

・続いてジャポニスム振興会・大谷祥子さんの筝曲に乗せて、安倍昭恵さんの金子みすゞの詩朗読があった。金子みすゞ(1903~30年)は長門市の生まれ。「昼のお星は眼にみえぬ。見えぬけれどもあるんだよ。見えぬものでもあるんだよ(星とたんぽぽ)など数編は素晴らしかった。次に農ガールコレクション。山口大企画デザイン研究室が新作した農作業用モンペ、モンペッコを、大西市長ら大勢の皆さんが着て舞台に立った。若いタレントの木村優さん、日本ロリータ協会会長の青木美沙子さんも特別出演していた。このショーの直前に、安倍晋三首相がサプライズゲストとして登場した。首相のお国入りは昨年8月以来とかで、「妻に言われたから来たのではありません。若い皆さんに関心を持ってもらい、一緒に農業を盛り上げて行こう」と呼びかけていた。

山口県長門市アグリアート・フェスティバル2015に参加報告2

・今回の私たちの訪問は11月8日吉野川市鴨島公民館で開催の「吉野川コレクション2015」との協力関係を模索するのが目的。大谷祥子さんに水谷由美子先生を紹介してもらった。行事の後の食事会ではジャポニスム振興会会長・大谷暢順法主、大谷光輪門主、夫人の新裏方・大谷沙織さんらとゆっくり話ができた。安倍昭恵さんと談笑していたら、聡明な新裏方が「写真を撮っておきましょうか」と気を利かせて、何枚か写してくれた。山口は明治維新の立役者の一国、徳島は日本誕生に深い係わりがある国、出会いが新たな文化を育む予感がする。


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